ヒロCの現代文小噺③~最難関大学への挑戦~
ヒロCです。 さて、前回の続きです。 選んだ題材は2022年度早稲田大学法学部の入試問題【改】です。
えっ、早稲田!?と驚かれたのではないでしょうか(笑) そう、あのワ・セ・ダですよ。 保護者様もぜひチャレンジしてみてください!
「使える」というのは、役に立つこと、働くことである。しかしそれはモノに備わる機能ではない。工業技術の場合なら、何を作るかという目的がまずはあり、それを実現するための手段として、道具や材料がある。 ~中略~ このような道具には、使用目的以外の用途は求められていないし、そこから引き出せもしない。それらはシステムの「部品」として「使える」にすぎない。 しかし「使える」には、じつはそれとは別の側面がある。たんに機能主義的でない道具や材料の使用の仕方である。「部品」としての利用可能性に対する≪ 1 ≫とでもいうべきものである。このシステムないしは工程で使えるというだけでなく、このシステムないしは工程以外でも使えるということである。 【鷲田清一『つかふ 使用論ノートによる』】
問 空欄≪ 1 ≫に入る語句として最も適切なものを次の中から一つ選びマークせよ。 イ 使用の委譲 ロ 使用の過剰 ハ 使用の向上 二 使用の市場 ホ 使用の返上
さぁ、いかがでしょうか。 本文を「正しく」読めれば、正解はこれだと迷いなく選べる問題となります。 解説編は次回です!
只今、絶賛冬期講習中。 寒い日が続きますが、マスクがあれば暖かい(笑) 2024年は新たなヒロCで登場いたします!! (バックナンバー) ヒロCの現代文小噺②「現代文の得点を劇的に伸ばす方法」 ヒロCの現代文小噺①「現代文の落とし穴」